正月三が日も先週で終わり今日から仕事再開という方も多いと思いますが、改めて
「明けましておめでとうございます!」
さて、毎年毎年正月になるとニュースとして流れるのが
「高齢者が餅を喉に詰まらせて救急搬送」
というニュース。
4日15時過ぎに発表されたNHKさんのニュースによると、都内では三が日中に餅を喉に詰まらせて救急搬送された高齢者(68歳~96歳)が計17人、うちお1人が亡くなられたとのこと。
(参考元URL)
ご冥福をお祈り申し上げると共に、お見舞い申し上げます。
かく言う自分も三が日はお雑煮を食べたんですが、食べながらふと思ったのが
「自分たちがいわゆる高齢者世代になる頃でも正月に餅喉に詰まらせてる人居るんだろうか?・・・」
という事です。
多分、今よりも正月に「餅」を喉に詰まらせて搬送される人は
「減る」
ように思うんですよね。餅に代わって
「別の食べ物(あるいは飲み物)」
になるんじゃないか、と思うんですよ。
数ある食べ物の「一種」に過ぎない
両親や親戚のおじさん・おばさん、勤め先の介護施設で利用者の方々等と話をしてて思うんですが、今の高齢者世代の人達にとって餅は、お正月やお祭りといった「ハレの日」に食べるもの、普段の食事とは一線を画す「特別なもの」であり、好き嫌い云々は置いといて
「正月には必ず食べるべきもの」
という意識が強いように思えますね。
一方で自分も含めた上記の人達の子・孫世代になると、正月に実家の食卓に並ぶものという意識はあっても
「正月は餅を食べなきゃいけない」
という「ある種の義務感」のような意識は薄いですね。餅自体そもそも好きじゃないって言う人も、親世代以上の人達よりも自分と同世代以降の人の方が多いです。
好きな人は正月の雑煮も含めて普段からそれ自体を食べたりお好み焼き等のトッピングに選ぶし、嫌いな人は自分から食べない・食べたとしても正月に訪問先で出されたから礼儀として食べる、その程度の位置づけなんですよね。
ちなみに、自分は餅好きなんで正月じゃなくても買って磯辺巻きや安倍川もち(きな粉)やぜんざい・お汁粉等で食べます。(笑)
予想(注:独断と偏見高含有・・)
自分達世代以降の世代が高齢者になった時、正月も含めて喉を詰まらせて搬送される原因になりそうな餅以外の食べ物や飲み物をいくつか予想してみました。
炭酸飲料
コーラやサイダーなど、子供の頃からこれらに囲まれ親しんでる我々以降の世代では十分に可能性あると思います。
特に、炭酸が少し抜けてノド越しがマイルドになった状態のものを一気飲みしようとした際に起こりそうですよね。実際自分も、商品によっては一気飲みしたい時に最初にちょっと溢れない程度に振って炭酸減らしてから飲んだことありますし、高校時代インターハイ出場経験がある元同僚による
「試合直前のエネルギー補給は気抜けのコーラが一番!」
という証言もあります。
ラーメン
高齢者の方でも好きな人多いですけど、この食べ物も我々以降世代では可能性かなりあると思います。
Twitter・インスタ等のSNSでもラーメン関係の投稿見ない日ないんじゃないか?ってくらいいつもアップされてますしね。それこそラーメン屋巡り自体を趣味にしてる人もたくさん居ますし、店の物にしろインスタントにしろ普段の弁当や飲んだ後のシメといった具合に食べるのが習慣化してる人も多いですしね。
液体以外の物が混合された飲み物
こうして文章にすると「なんじゃそりゃ?」という印象を受けますが、今知ってる人が多い物で例えると
「タピオカドリンク」
がその典型だと思います。
今は若い(といってもアラフォー・・)から難なく飲めますが、高齢者になって嚥下機能が落ちた状態でも変わらず飲めるか?と言われれば自分は自信ないです・・
タピオカドリンクが今後日本人が普段から好んで飲むものとして定着し続けるにしろ、似たような又は似て非なるものが登場して取って代わられるにしろ、飲み込む力が落ちた状態で、固体か固体に近いものが混合された飲み物を若いころを思い出してグビグビ飲んでしまった為に・・、という事案も起こりうると思います。
ケーキ・パン等
前述のラーメン同様高齢者の方にも好きな人多いですが、これらも窒息事故原因になりえる可能性大と思います。
若い者でも
「飲み物無しで食べるのはキツイな・・」
と感じるほど口の中の水分を消費して飲み込みにくい・・・
実際過去にあった話ですが、ドクターストップがかかってるにも関わらず認知症により判断能力が低下していた為、ご家族が目につかない様に隠してあったのをたまたま見つけてしまいガッついた挙句喉詰まらせて救急搬送された利用者さんも居ました。若いころから特に朝はパン食が習慣のお宅だったそうです。
結果だけ見れば
「そもそも家に置いとくのがいけない」
と思う人も多いと思いますが、習慣だったものを食べる事を止められていたご本人とそれに合わせて本人が居る状況で食べるのを我慢していたであろうご家族の気持ちを想像すれば、単純に「家に置かなければよかったんだ」と言う気には到底なれないですね・・・
加えて、我々世代以降の世代は特別パンやケーキ等が好きでなくてもテレビやSNS等で話題になったパン屋さんやスイーツ店に
『SNS映え目的』
で食べ歩いた人も多いでしょうから、先ほどのタピオカドリンクの例のように若いころを懐かしんでつい食べてみたら・・・という事故も起こりえるでしょう。
あとがき
今回書いてみて改めて思ったのは
「歳とっても変わらず好きなものを食べられるのはきっと幸せだろうな」
という事ですね。
全体的な身体機能もそうですが特に
「食べ物を口で噛んで飲み込む」
という機能が死ぬ直前まで維持されていれば、仮に足腰が弱ってベッドに居る時間が増え食事も介助が必要になったとしても
「食べる楽しみ 味わう楽しみ」
を享受することができますしね。
人生ギリギリまで食べる事を楽しめるように先ず何をすべきか、自分はできるだけ長く自分の歯を残せるように、最近使い始めたデンタルフロス(糸ようじ)と4か月ごとに案内ハガキが届く歯科検診の受診を今後も続けていこうと思います。
(笑)
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