
(KADOKAWAさんHPより)
ブロガー・介護の世界の同業者として自分が指標としているお1人である
たんたんこと深井竜次さん
(ご本人のブログ https://www.tantandaisuki.com/ )
(ご本人のTwitter https://twitter.com/tantan4423 )
が本を出版されたので早速購入して読んでみました。
KADOKAWAさんの方では「自己啓発書」のカテゴリーに分類されているようですが、一部の自己啓発書・ビジネス書に見られるような
- 「書いてるアンタが本当に意味わかってんのか?」とツッコミたくなる程の横文字表現や専門的難解用語の乱用
- 何かにつけて自分の有料セミナー等に誘導しようとする文章構成
は見当たらない
「読みやすい本」
に仕上げられてると思います。
(え?そこ? 笑)
冗談はさておきまして
「現状を何とかしたいけど具体的にどう考え行動したらいいのか方向性が見えない」
「介護の仕事は続けたい、でもお金も時間も今より欲しい」
という自分と同じような悩みを持つ人にとって参考になる本だと思います。
今回はこの本の中の『心に留まった』部分に対する感想を軸に展開していきます。
「人間関係を構築できる」
著書第4章の5
『お金は便利』
の中の項目の一つなんですが
自分もこの年頃になって改めて
「お金が無いと時間も作れないし人間関係の維持もできないよなぁ・・・」
と感じています。
というのも、自分は3年程前からYouTubeの
「ある釣り系チャンネル」
を応援・視聴していて、視聴者参加イベントにも2年程前に3回参加してすごく楽しかったんですけど
自分以外のイベント参加視聴者の多くは、その後も互いにSNS等で連絡を取り合いながら、リアルで飲み会やバーベキューをやったり、釣り船を仕立てて(貸切って)アジ釣りに行ったりして
リアルでの繋がりを進展・維持しているのに
自分はその人たちが上げるツイート等にコメント・いいね付ける所から進展できずに居ます…
自分が彼らとのリアルな繋がりを進展・維持できなかった一番の理由は
「本業以外でのまとまった収入減がない事」
「それ故に自分の自由な時間を作れない事」
なんですよね。
- 仕事がシフト制で希望通り休める保証がない
- そもそも休み自体が少ない
- 有給休暇もなかなか取りづらい
- 夫婦共稼ぎで子供も居るので休み全てを自分のために使えない
- 労働日数・労働時間を減らせば収入は減るが時間は増える。でもこれから子供の進学等でますますお金も必要になってくる
という今の自分の状況は深井さんのように
「本業の給与収入以外のまとまった収入源」
を持って
「本業の労働時間・労働日数をコントロールする余地」
を生み出せば一気に解決に向かうにもかかわらず
これまでの自分はただじっと待ってるかタマにボヤくくらいしかしてこなかった。
だから今回本を読んで改めて
「あんたただ待ってるだけ?何かした?何か考えた?何か調べた?」
って突きつけられてるような感覚になりましたね。
「他責思考はやめて自己責任と割り切る」
第5章の4
「社会に文句をいってもお金にはならない」
の項目の一つですが
これは上記以上に
ハードに自分に突きつけられた感
があった文言です。
著者の深井さんも
『僕は「自己責任論」という、世間の人が嫌いそうな持論があります』
と同じ章の中で述べてらっしゃるのですが
文章を見て思わず
「はい。できれば聞きたくないです」
とつぶやきそうになりました。
(苦笑)
現在自分がお金と時間という部分で不自由・不便を感じる羽目になったのは
- 大学卒業後プロスキーヤーを目指しいわゆる「普通の就職」をしなかった事
- その際に「給与収入だけに頼らない人生設計」を真剣に模索しなかった事
- プロスキーヤーを目指す道を諦め路線変更した後も上記「2」の状態から抜け出せなかった事
が大元の原因であるにもかかわらず
「そんな自分の過去の決断・行動の結果という事実」
を受け入れ切れずにただ
「時代が悪かった」
「社会が悪い」
とボヤく事くらいしかやってこなかったんですよね。
もちろん
「じゃぁこの人の本やブログ・tweetを読んで過去を受け入れられたの?」
と問われたとしても、正直まだ受け入れ切れてはいないと思います。
ですがその一方で
「ただ過去の自分の行いを悔やんで嘆いていても何も解決しない」
と思っているのも偽らざる心境です。
「守りたい人を守るために稼ぎたい」
第4章の1
「どうしてお金をつくりたいのか?」
の中の最後の項目なんですが
正直この文言・項目が無かったら、読み終わって即効ブック〇フかどっかにこの本売り飛ばしてたかもしれません。
(深井さんスミマセン・・・苦笑)
この著書の中にもありますし、普段のtweet等でも深井さんは度々
- お金が無くて日々の生活だけで精一杯になるとそれを打破する気力すら奪われる
- 気力も湧かなくなるから打破するステップに進めない、進めないからますます気力を奪われるという悪循環に陥る
- 自分の身になることに投資して稼ぐ力を増せば気持ちも明るくなりまた新しいことにも挑戦できる、挑戦できれば新たな稼ぎの糸口もつかめてより稼げるという「好循環」が生まれる
という内容の文言を述べてらっしゃいます。
今回の書籍出版もその「好循環」を促進する「挑戦」「自分への投資」の一つなんだろうと思いますし、書籍出版以前から「好循環」を生み出すべく取り組んでこられたから実際に月100万円稼ぎ出せていらっしゃるんだと思います。
そんな方ですからこの本の中でも例えば
「正社員になって出世して給料増やす?そんな考えもう古いんだよ!バカかてめえら?」
「そんな太古の常識なんて俺が代わりにぶっ潰してやるぜ!」
みたいなオラオラ系な文章ばかりで埋めてたとしてもそれなりに説得力感じさせる方だと思うんですが、オラオライケイケ感どころか
- 『お金を稼ぐことで「大切な人を守りたい」と思っています。僕が今大事にしているのは、家族と友達と同棲している彼女です。その人たちに何かあっても守れるようにお金を稼ぎたい。自分がお金を稼ぐことによってまわりが幸せになれたら、それに越したことはありません。』
- 『今は「男性が女性を養う」という時代ではなく、女性の社会進出が進んで男性より多く稼ぐ女性もいます。しかし、それでも男として生まれたからには、大切な人を守れるだけの経済力が欲しいのです。』
(※ 原文のまま引用)
というご本人曰く「昭和的な考え」も展開されています。
自分も人生の約4分の3を平成の時代に過ごした人間ですが、人格形成の時期を昭和の価値観の中で過ごした人間でもあるので、何か妙に共感するものがありました。
また、上記引用部分が書かれていたおかげで出来れば耳にしたくなかった
「自己責任30mmガドリング砲」が
「自己責任エアーガン(対象年齢10歳以上)」くらいにマイルド化されたように感じたので
少なくとも最低目標である「ブログ収益化・労働日数軽減」に到達するまでは、参考書として手元に置いておこうと思いました。
(重ねて深井さんスミマセン・・・苦笑)
あとがき
ご本人もおっしゃってますけど、Twitter上ではけっこう深井さんを否定的にとらえた・ディスるような書き込みもしょっちゅう上がっていますし
自分も強いて分ければ「深井さんの考えに賛同する側」にいるとはいえ、その発信するもの全部が全部を支持できるわけではありません。
でも自分より我が家の子供たちの年齢に近い若い深井さんが、自分と同じ「介護職」という本業に従事しながら別の収入手段も確立して言わば
「自分がやりたかった生き方」
を実践してそのノウハウを公表しています。
そして、自分も遅ればせながら今、理想的な生き方・働き方を模索し始めた事を自覚しています。
これって「チャンス」ってやつだと思うんです!
もちろん、この本に書かれていることを完璧に真似できたとしても、深井さんと同じかそれ以上の結果を出せる保証はありませんが
何もしないでじっとしてるよりは、この本も含めて自分が目指すもの目指す方向で先に成功してる人の話を参考にして、できることから進めた方が良いように思います。
以上、「元読書感想文超苦手児童」だった自分の読書感想文でした。
もしどこかのどなたかのお役に立てたなら幸いです。
(笑)
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