(画像取得元 ぱくたそ(pakutaso.com)さん。写真モデルは料理研究家の五十嵐ご夫妻)
毎度こん○○は。
先日人生で初めて出刃包丁を買って意気揚々とアジの三枚おろしに挑戦したら
何故か四枚~五枚になってしまい途方に暮れているペンギンパパです・・・
さて、今回は男子なら好きな人多いんじゃないか?と思う『刃物』の中でも料理のメインアイテム
【包丁】
に関するお話。
RPG(ロールプレイングゲーム)等でも出てきますよね。
「~の剣」
といったアイテムが。獲得した時うれしくなりませんでした?(笑)
特に
「最近料理を始めた」
「育休中に料理を覚えたい、レベルアップしたい」
というあなたの包丁選びのご参考にしていただければ幸いです。
一足先に
「料理作るパパ」
の世界に踏み込んだ自分が使っている製品・メーカーさんを軸に3点紹介させていただきます。
どの製品もプロの料理人さん達からの評価も高いメーカーさんのものです。
シンプル派のパパにはコレ!
ミソノ モリブデン鋼シリーズ 牛刀
国産包丁メーカーさんの中でも特に
「洋食系の料理人さん」
からの評価が高く、家庭用としてもファンが多い岐阜県関市にあるメーカー
『ミソノ刃物さん』
の商品です。
岐阜県関市と言えば刃物工業で有名な土地としてご存じの方も多いと思います。
自分が使ってるのは刃長21センチのモデルなんですがこれがまた
- 良く切れるし扱いやすい!
- 持った時の重さも軽過ぎず重過ぎずちょうどいい!
- ステンレスだから錆びにくい。しかも砥石で砥ぎ直せる!
最初は
「うちの狭い台所で使うには長過ぎたかも?」
「ぶつけて刃先欠けさせるのもイヤだし…」
と思い、使う時にまな板の向こう側の物を少し除けてたんですが
丸のままのレタスやブロック(柵さく)で買ってきたお刺身なんかを切り分けたりするときに
「ワンストローク」
で切れるので、刃長17センチの三徳包丁使ってた時よりも全体的な使い勝手はむしろ上がった感じがします。
なのでまな板周りの物を除けて戻す手間なんかは気にならなくなりましたね♪
それでもやはり
「取り回しやすいものが欲しい」
という方は刃長18センチ又は19.5センチのモデルもありますのでご安心を。
価格の方はこの記事を書いてる時点でのAmazonさんの値段では
約8,000円
でした。
ちなみに、牛刀という包丁はその名の通り元々は
「塊の肉を切り分けるための包丁」
(精肉店業界では「平切り」と呼ばれてるそうです)
なのですが、野菜や魚にも使える万能包丁でもあります。
この後登場する
「三徳包丁」
のルーツでもある包丁なんですよね。
見た目も重視派のパパにはコレ!
藤次郎 DPダマスカス鋼鍛造(口金付)三徳包丁

金属洋食器国内シェア90%以上を誇るものづくりの街、新潟県燕市にある
『藤次郎さん』
の製品です。
見て下さい、この
「日本刀の刃紋」
を思わせる波模様を!!
まさに「見た目も重視」なあなたにピッタリかと思います!
しかも見た目だけではありません。
この包丁の刃の芯材(実際に食材に切り込む部分)に使われているのは
「コバルト合金」
と藤次郎さん側では呼んでいるステンレス系鋼材なんですが
ステンレス系鋼材としての本来の名前は「V金10号」といって福井県にある
という会社が開発した、砥ぎやすさと刃の持ちやすさを高い次元で両立させた最高級刃物用ステンレス系鋼材なんですよね。
自分は同じ芯材を使ってる藤次郎さんのペティナイフ(果物を切る等細かい作業に向いた小さい牛刀)持ってますが
やはり刃の持ち具合と砥いだ直後の切れ味は以前に使ってた定価1000円程のペティと比べると段違いでしたね!
さらに言うと、このDPダマスカス鋼鍛造三徳包丁の刀身(本体)は前述のコバルト合金(V金10号)の芯材を波模様の側材で挟み込んだ構造(複合材)なんですが
藤次郎さんはそういう「複合材の刀身」を作る技術では国内外で定評のあるメーカーさんでもあるんですよね。
包丁の種類としては、前述の牛刀と日本で昔は多くの家庭で使われていた四角いフォルムの野菜用包丁「菜切り包丁」をルーツに持つ
「三徳包丁」
という一本あればたいていの料理に使える万能包丁ですが
「見た目メインでちょっとこだわりたいな♪」
というパパさんにうってつけの包丁だと思います。
こだわり派のパパにはコレ!
堺一文字光秀 白二鋼 和式三徳包丁

大阪・難波の道具屋筋(東京でいえば台東区のかっぱ橋道具街)にある
『一文字厨器株式会社さん』
のブランド『一文字光秀』の三徳包丁です。
前述で紹介した二品はステンレス系素材なんですけど
この包丁は材質が
「鋼 ハガネ」
なんですよね!
だから、基本的にステンレス系素材を上回る切れ味と砥ぎやすさを持つ一方で
刃が濡れたまま放置する等扱いや手入れ法を間違えると
錆び(サビ)
が発生してしまうわけです・・・
だから
- 刃物はやっぱり「鋼ハガネ」でしょう!
- 砥いだり手入れもできればカッコイイんじゃない⁈
- でも最初から出刃やら薄刃やら柳刃やら揃えて使いこなす自信はまだないなぁ・・・
という
料理ビギナーだけどこだわりたい派
のパパさんが最初に一本持つにはピッタリの包丁だと思います!
この包丁に使われている鋼は
「白二鋼」
という種類の鋼なんですが
鋼の中でも
- 切れ味
- 研ぎやすさ
- コストパフォーマンス
に優れた素材と言われていて、プロの方々が最も選ぶのもこの白二鋼という素材なんだそうです。
「鋼はサビるし・・・」
と言って敬遠する人もいますが、鋼の包丁もステンレスの包丁も
- 使用後は洗って乾かしてから収納する
- 定期的に砥ぐ
というメンテナンスが必要な所は同じなので
(ステンレスも永久に持つわけではないし、厳密にはサビも発生するので。)
最初の段階でステンレスよりも扱いに気をつかう部分が多い鋼の包丁を使うことで
「丁寧にあつかうクセ」
が身についた方が長い目でみて得策かもしれませんよね。
ちなみに自分はまだこの包丁は持ってないんですが
(「持ってなかったんかーい!」って突っ込まれそう・・)
次包丁買う時の最有力候補がこの包丁だったんで紹介しました。
(笑)
あとがき
「形から入る」ことには批判的な意見もあるでしょうけど
予算の許す範囲でできるだけ
「いいもの」
「欲しいと思えたもの」
を買って使うことでやる気が増幅されて
使うパパさんとご家族の「食生活」がその後も豊かになるのなら
それってすごく幸せなことなんじゃないかと思います。
この記事があなたへの
「背中ひと押し」
になって満足のいく食生活の手助けになれることを願ってやみません。
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