こん○○は。
普段と同じように近所のスーパーに買い物に行って
前から買おうと思っていた
刻みニンニクのチューブ
が割引になってたのを発見してウレしくなって買った代わりに
奥さんに頼まれたボディーソープを買い忘れたペンギンパパです・・
さて、毎年冬には子供たちを連れてスキーに出かけてるという人も多いと思いますが
親よりも(?)上達の早いお子さん達を見ていて
「ゆくゆくはバッジテスト(検定)を受けさせてみようかな?」
って考えた事ありませんか?
考えたことがある、というあなたに自分が一番お伝えしたいのは
【子供のバッジテスト受検はぜひ想定しといてください!!】
という事です。
なぜ想定しといた方がいいのか?主な理由は以下の3点です。
- 親の滑りのクセは『負の遺産』
- 子供はスキー環境を選べない
- 我流はいずれつまらなくなる
これから紐解いていきます。
親の滑りのクセは『負の遺産』
自分も1歳の時にゲレンデデビューして、5歳の時からスキー履きだしたんですが
(過去の関連記事はこちら)
連れて行く父親の滑りが、しかるべき指導者から習い覚えたものではないスキー本来の原理原則に沿わない
ガチ我流
だったので小学校卒業するころにはすっかり自分も
ガチ我流父親のコピー
になってしまってたんですよね・・・
もともと何かにつけて割と器用な質であるゆえに特に初期段階で
「人から習うという発想」
に乏しい父親でしたから、子供を先生につけるという発想も当然なく
シーズンを重ねるごとに教える父親のクセを下地に自分自身のクセが上塗りされていきました・・・
高校生になって人生初のバッジテスト2級の受検をしたときに
けちょんけちょんに落ちた
ことで
事態の深刻さ
を初めて実感させられました。
5歳の頃から足掛け10年のスキー経験があり技術レベルもパラレルターン(スキー板を平行にしてターンする滑り方)レベルに達していたので
「1級はさすがに無理でも2級あたりなら」
という
『それなりの自信』
を持ってた上で挑んだバッジテストだっただけに、けちょんけちょんに不合格という無残な結果には悔しい・悲しいという気持ち以上に
「いままで俺がオヤジから教わってきたことは何だったんだぁ?」
という怒りにも似た気持ちの方が先に立ちましたね。
子供はスキー環境を選べない
今となっては前述の初回2級バッジテスト不合格の一番の要因が
自己分析力不足
(自分が受かる側の人間なのか落ちる側の人間なのかの判断ミス)
と認識できるようになりましたが
自分の子供時代のスキー環境が
- スキーに関する全ての主導権を握り
- 自身に我流(原理原則から外れた滑り方)を修正する発想がない
- 修正する発想がないから「スクールで習う」という発想も浮かばない
当時の父親によって作り出された
我流が染みつかざるをえない環境
であったことも疑いようのない事実です。
もちろん、現在自分自身も親になって
「家族スキーのために費やすに労力や金額」
がわかるようになったので、そこに関しては父親に感謝もしてますし尊敬もしています。
ですが、今の自分ほどじゃないにしても当時の父親にもう少し
【きちんと習った方がもっと上手くなってもっと楽しくなる】
という発想があったなら、少なくとも自分が2級受検の時味わった
- こびりついた「我流の悪癖」を修正する苦労
- 不合格の悔しさ・情けなさ
- 我流が染みつく環境をつくった父親に対する負の感情(八つ当たり?)
は無かった、又はもう少し別の物になってたと思います。
我流はいずれ必ずつまらなくなる
スキーに限らず、各種スポーツや楽器演奏などにまとまった期間取り組んだ経験(部活動等)のある人はこんなことを感じた経験ありませんか?
『ある一定のレベルに達した辺りから上達しなくなった』
『それまでほど楽しさを感じなくなった』
たいていの事は初心者の段階からしばらくは
やればやっただけ上達
しますよね。
やればやるだけ上達する段階って言い換えれば
「すごく楽しい時期♪」
でもありますよね。
現実問題この
「やればやっただけ上達して楽しい段階」
では都度都度指導者について習ってる人でも我流の人でもさほど大差はありません。
言い換えれば
「いかに数こなせるか」
だけが上達のカギになる段階ということです。
スキーの例でいうと
①『板をカタカナの「ハの字」にした滑り(プルーク)でなんとか転ばずにコースを滑り降りられるようになった段階』
から
②『板をカタカナの「ニの字」(スキーを平行にした状態)にして滑る技術(パラレルターン)習得にとりかかる時期』
までの過程が代表的な「やればやっただけ上達する時期」なんですが
この②の段階
「パラレルターン習得にとりかかる時期」
というのは
それまでやっていたハの字滑り(プルークボーゲン)よりも難易度が高い技術を習得する時期
であり言い換えれば
『上達が頭打ちする時期=楽しくなくなり始める時期』
なんですよね。だからこそ難易度が上がる②の時期に入った段階で
『しかるべき指導者に習える環境』
に居るかどうかが、その後の上達速度およびスキーを楽しむ気持ちの維持に大きく影響を及ぼします。
(パラレルターンはプルークボーゲンと違ってターン時のスキーの操作プラス「ターン毎に重心を移動させる動作」も必要になるため。)
先ほども述べましたが、親と違って子供は
- 自らの選択でスキーに行くわけでもなく
- スキーのための時間や費用を捻出できない
つまり
自分でスキー環境を選べない(作れない)
わけですから
- 実際に時間と費用を捻出して
- 主導権を握る
【親】
が
「技術的頭打ち期間をできるだけ早く脱せる環境」
を用意してあげなければならないわけで、その環境作りに欠かせないのが
【親の脱我流(原理原則に沿った技術習得)発想】
ということなんです。
モチベーション維持には検定(バッジテスト)が最適
より長くスキーを楽しむためには
- 技術的頭打ち時期をできるだけ早く脱する
- そのために要所要所でしかるべき指導者の教えを受ける(スクールレッスンを受講する)
ということが重要である点は、ここまでの記述でご理解いただけたと思いますが
同じ習うのなら
「何か目標」
があったほうが張り合いが出ますよね。その点は子供でも変わらないと思います。
指導を受けるモチベーションを維持するために選ぶ目標として
「検定(バッジテスト)」
はその点最適なツールと言えます。
もちろん目標設定という意味では、アルペンレースやモーグルといった
『スキー競技』
に参戦するというのももちろんアリなんですが
それこそ一人につき
「年間ン百万」
必要になりますし、遠征・合宿等で親の負担もケタ違いに増えます・・・
加えて自分の子供が仮に住んでいる都道府県で2位になれたとしても
もしその上の都道府県1位の子が世界で2位の実力だったとしたら
世界で1位にならないと都道府県1位にもなれないわけです。
上位選手になればジュニアでも技術的には
「プロレベル」
になれますがそこまでが過酷で果てしな過ぎますよね?・・・
その点バッジテストは
- それぞれのレベル段階に応じたテストが用意されていて
- 自分がそれぞれの段階で要求される基準を満たせば合格
ですから子供の発育状況や性格等に合わせて無理なくステップアップが図れますし、たいていの公認スキースクール(≒スキー場)では
- 毎シーズン日曜・祝日主体で
- 複数回開催
されてますから通常の家族スキーのスケジュールに組み込みやすいし、金銭的にも競技ほど親の負担はありません。
(参考資料)
- 新潟県の苗場スキースクールさん
- 長野県の軽井沢スキー学校さん
- 群馬県のノルンみなかみスキースクールさん
子供がジュニアの検定を、親が一般の検定を同じ日に受けることを目標にスクールレッスンを受講する、ってのもすごく素敵だと思いますよ。
きっといつも以上に親子の会話も盛り上がるでしょうね♪
留意点とあとがき
普通に滑ってるだけもスキーは十分楽しいんですけど
要所要所でしかるべき指導者の教えも受けてレベルアップして
もっと色んなコースや斜面状況を滑ることができるようになったら
楽しさももっと増えます。
検定(バッジテスト)はその
【より長くスキーを楽しむこと】
を後押ししてくれる
「便利なツール」
の一つなのです。
最後に今回の記事を読んでくださって
「うちの子にもバッジテスト受検をすすめてみようかな?」
とお考えになったあなたにお願いがあります。
- 決してレッスン受講とテスト受検を無理強いしないこと
- スキースクールの先生を信頼して任せること
- 時々は自分もレッスンを受けること(←ココ一番大事)
自分の経験と友人知人等のケースから判断して、この3点をおおむね守ってくださればお子さんが成長して一人でスキーに行くようになるまで家族スキーを楽しむことができるかと思います。
(笑)
あなたとご家族のスキーライフが
今後も永く明るく楽しいものであること
を祈ってます。
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